歯学部の現在

歯科医師になるには、歯学部歯学科を卒業して、歯科医師国家試験に合格する必要があります。

国立大学としては、北海道大学や東京医科歯科大学など11校。公立大学としては九州歯科大学の1校があります。私立歯科大学は16校17キャンパスであり、学びの場としては29学部があります。

しかしながら、国立大学・公立大学と私立大学とでは、授業料が10倍以上の差があります。そしえ、授業料と入学難易度は逆の相関がありますから、国立・公立大学の歯学部歯学科は難易度が高く、なかなか合格にたどり着くことができません。いっぽう私立大学では、在京の歯学部はそこそこ難易度が高いですが、特に地方にある歯学部は入学定員ギリギリの志願者数であって、合格することだけに的を絞れば容易に合格できます。

ところで、歯学部は医学部同様に、専門的な知識や技術を持った歯科医師を養成する職業訓練校です。すなわち脱落することなく学業に励み、卒業し、歯科医師国家試験に合格することが必要となります。

そのように考えると、単に入学さえできれば良いという甘えは捨てて、自ら学ぶという姿勢をも含めた学習体験を是非とも必要とします。そのためにも、いわゆる偏差値の低い歯学部においてもトップで合格するのだという意気込みで受験勉強を必要とするといえましょう。

そのことが、歯学部全体の底上げにつながると確信しております。

特に私立歯学部については、日本私立歯科大学協会が、歯学部の再生をうたっております。歯科医師の未来は決して暗いものではなくて、個々人の努力によって光り輝くと言えましょう。

そのためにも、一所懸命に勉学に励まれることを大いに期待するところです。

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